2016-04-22 12:00:00

☆幼児・低学年児童の運動能力を伸ばすには?~チャンスと偶然を生かす~☆

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新学期が始まり、早くも2週間が経ちました。すでに新しい学校やクラスに馴染んでいる子、まだまだ時間がかかりそうな子など、お子様によって環境への適応はそれぞれですよね。

 そんな中、名古屋市では運動会が5月に行われます。先生方も大忙しですが、子ども達にとっても1年に1回の大イベントです。運動会で活躍することは子ども達の自信になりますし、人間として成長する大きなチャンスですね。運動会まで残り1ヶ月、一体どんなことをすれば、運動能力が向上するのか、少しでもヒントになるようなことを今回はお話しできればと思います。

※画像はタレント武井壮さんのジュニア育成法です。今回はこの内容については触れていません...

 1週間運動時間.png

 

1週間運動時間詳細.png

 文部科学省(2014

 

これは文部科学省が平成25年に実施した運動時間に関する調査結果です。男子で約10%の子どもが1週間で60分も運動していないという結果が明らかになっています。女子では、20%を超えています。驚きですね。1週間で総運動時間が60分未満の児童(男子10%、女子20%)の子ども達の詳細を見てみると、男子女子ともに50%の子ども達が0と回答しています。

 

もう一つデータを紹介すると

 1週間運動時間-体力関連.png

文部科学省(2014

 

これは1週間の総運動時間と体力合計点との関連を検討した分析結果です。男女とも1週間の総運動時間が多い児童の方が、体力合計点が高かったと報告しています。

なんとなく当たり前のことだと思うかもしれませんが、これはとても重要なことです。1週間(7日間)で420分ということは、160分以上運動する習慣がつけば、体力合計点(運動能力)が高くなるということです。これは幼児期運動指針(文部科学省)でも同様のことが提言させています。

もっと運動やスポーツをするようになるにはどうしたらいいのか?これを大人(保護者、教員、指導者)が考えることも大切ですが、子ども達からの回答を紹介すると、

 

① 好き・できそうな種目であれば

② 友達と一緒にできたら

③ 有名選手に教えてもらえたら

というような回答が目立ちます。

 

好き・できそうな種目を好む傾向があり、幼児期・プレ・ゴールデンエイジ期(低学年)は、子ども達が思い浮かばないような特別難しいトレーニングは必要ないかと思います。それよりも毎日運動する習慣を身に付けることが大切です。

ただ、現実的には帰宅後、毎日友達と遊ぶことは難しいですし、有名選手をご家庭に連れて来ることも非現実的ですね(笑)

分かっていても作れないのが、習慣というものです。運動を楽しむ習慣を作ることが難しいお子様にとって、必要となるのが、SSのようなスポーツ教室になります。

『すごく楽しいらしいよ』や『とても有名な教室なんだよ』といったように、ある種の「植え付け」も大切です。子どもは特別が大好きですから

 

160分の運動習慣を身に付けることは、運動が好きな子どもであれば問題ありませんが、運動の嫌いな子どもにとっては【苦行】でしかありません。なぜ運動・スポーツが嫌いなのか、それは運動ができないからであり、勝負をすれば負けてしまうからです。確かにうまくいかないことをずっとやり続けるのはオトナでも苦しいですよね。

 

しかし、運動する習慣がつけば、データが示している通り、間違いなく運動能力は向上します。運動・スポーツに触れ合う中で、新たな目標に出会い、目標を達成するために運動をする習慣を身に付けることが理想的です。

 

 

私たちのようなスポーツ指導者は、直接的に「運動を上手にすること」はできません。一緒に楽しくスポーツに触れ合うことで、運動の楽しさや「偶然」起こる成功の喜びを一緒に感じることが私たちの仕事だと思っています。その「偶然」を積み重ねた後、それが「技術」に変わっていきます。

 

運動会などのイベントは、子ども達の目標が運動やスポーツに目が向くチャンスです!

まずは「偶然」の成功を目指して、一緒に運動やスポーツを楽しみましょう。そして、成功の喜びや勝利の味を知ったところが大チャンスです!「このまま練習すれば、もっと上手になるかもね」と期待を込めて「上手」に言ってあげましょう!

それが難しそうなお父さん・お母さんは私までお問い合わせくださいませ(笑)