野球人口は下降気味…という情報が流れていますが、今も「野球が好き!」という子どもは多いはずです。
また、親御さんの中にも「野球をやらせたい!」という方がいらっしゃると思いますが、野球チーム自体も減少傾向にあり、幼い頃(幼児期~小学校低学年)から受け入れてくれる組織は少ないと思います。
では、少なくなってきている野球を始める子どもに求められている能力は一体、何なのでしょうか?
S&Sが考える「野球選手に求められる能力」は大きく分けて3つあります。
まず、1つ目は「野球スキル」です。これは当たり前ですが、野球選手として活躍するためには技能・スキルが必要です。
幼少期において、必要以上にスキルにこだわる必要はないと考えていますが、「経験」は間違いなく必要です。
「投げる」経験をしていない子が始めから上手に投げる…なんてことはありえませんし、「打つ」経験をしていない子がいきなりかっ飛ばす…なんてこともありえません。
まずは、ボールを投げてみる、バットを振ってみることが野球人生のスタートとして重要だと思います。
次に、2つ目は「プレイ力(ゲーム力)」です。プレイ力…と言われてもピンと来ない方もいらっしゃるかもしれませんが、分かりやすく説明すると、子どもがゲームを楽しみ、工夫をする「遊ぶ力」です。
現代社会では、外遊びが減り、部屋でテレビ(スマホ)ゲームをする子どもが増えてると聞きます。逆に言えば、小さな子でも、頭を使って「ゲーム」を楽しんでいるわけです。
ですから、S&Sでは、まだ子どもが小さいから…1年生だからルールが分からない、楽しみ方が分からない…という考え方はしません。小さな子どもだからこそ、自分が楽しいことにこだわり、「ゲーム」が好きになると考えています。
最後に、3つ目は「自己肯定感」です。一言で言えば、「自分を好きになること」、「自分に自信を持つこと」です。
何もうまくできないのに、「自信を持て!」と言われても、それは不可能だと考えています。
1つでもできること(野球に限らず)があれば、「自分はできる!」と良い勘違いを起こし、どんどん自分を好きになって、何事にも積極的に取り組む子どもになるはずです。
逆に、先程述べたテレビゲームの怖さはここにあります。(余談ですが…)
実際には、現実社会で何もできるようになっていないにも関わらず、自己肯定感が増大していくことにより、社会でのギャップ(ゲームは上手だけど、運動は苦手など)に陥ることがあります。(悪い勘違い)
子ども達にどのような勘違いをさせるかは、私たち大人次第ですね。
では、「野球スキル」をさらに具体的に見ていきましょう。これも大きく分けて「打撃・守備・走塁」の3つに分けることができます。
まず、1つ目の「打撃」についてですが、「パワー」と「コントロール(ミート)」に分けられると思います。
シンプルに野球という「ゲーム」を考えると「ヒットを打つこと・点を取ること」が攻撃の目的になります。
その方法として「打撃」を考えると、狙った方向に、狙った強さで、人のいないところに打てるようになることが「ヒットを打つ・点を取る」という目的達成への近道になるはずです。
それを考えると、全員がホームランを打てる、ゴロが打てる、バントができるように導いていくことが大切など考えています。
次に、2つ目の「守備」についてです。守備の目的は「アウトを取ること」だと考えれば、そのために「正確性」と「バリエーション」が不可欠です。
1つの捕り方や投げ方では、多様な動きが求められるゲームでは対応できません。
例えば、「ゴロを捕って1塁でアウトにする」という野球の中でよく見かけるシチュエーションですが、「正面で捕るべき」、「上から投げるべき」という「べき論」を多用する指導者が多いと思います。
その教えについて否定するつもりはありませんし、正面で捕ることも上から投げることも1つのバリエーションとして重要だと思います。
ですが、私たちが子どもに教えるべきなのは、こういう投げ方があるよね、こういう捕り方があるよね、といった使える「材料」をひたすら子どもに与え続けることではないでしょうか。
最後は、「走塁」についてです。走塁について教えることは最も難しいことの1つと考えています。
こればかりは「経験」の差が出てしまうと思いますが、養うべき力を挙げるとすれば、「スピード」と「状況判断」の力ではないでしょうか。
特に「スピード」について考えているのは、スポーツ(野球に限らず)において、直線に走ること以上に、曲線や方向転換の力が必要だということです。
まずは、走る経験が必要ではありますが、一定の経験を満たしている子ども達は曲線や方向転換のエクササイズやトレーニングを行うことが、ゲームで活躍することにつながると考えています。
野球人口が減ったことによって、地域の野球チームが減少しています。
その影響によって、野球をやりたくても周りにチームのない子どもが増え、S&Sのような野球教室が幼児や小学校低学年の野球少年の受け皿になっています。
そこで行われているメニューは下記のような内容になっていると思います。
全員で身体を温めて、テニスボールなどでキャッチボールをして、守備につながる遊びや練習をする。
その後は、皆が好きなバッティングやゲームを少し楽しむ…といった感じであっという間に60分が終わっていきます。「あぁ~楽しかった!」と、子ども達がお父さん・お母さんに話す光景はとても微笑ましいことです。
S&Sとしても、このような普通の野球教室も価値あるものだと考えています。
子ども達が楽しくスポーツに触れることは、何よりも一番大切なことだと思いますし、子ども達は良い経験をしている(保護者の方にさせてもらっている)と思います。
しかし、これらは全ての野球少年に対して、万能という訳ではではありません。
あくまで、野球というスポーツや集団行動・チームスポーツに触れる「きっかけ」に過ぎません。
事実、上手になった子ども達は野球教室を「卒業」してしまうそうです。
そこから知識や技能を求めて入る野球塾などは、野球教室とは桁違いに月謝や料金が高くなり、習い事としては敷居が高いものになっています。
つまり、S&Sが考える「普通の野球教室」の問題は、「もっと上手になりたい!」という、これからチームで活躍したいと思う子ども達のニーズに応えられているのかという点と、その内容が習い事として、適正な価格で提供されているのかという2点です。
もっと活躍したい子ども・選手に対して、血となり、肉となる内容を提供して、普通の野球教室や野球塾よりも価格を抑えることはできないか…そんな発想を元に作られたのが、「S&S野球教室」です。
「S&S野球教室」は、1回90分「特集⇒ゲーム」の1回完結型の野球教室です。
「特集」の60分は主に、野球スキルの中から「走・攻・守」の1つをピックアップして取り組んでいきます。
例えば、「打撃」の特集とすれば、「どうすれば強い打球を打つことができるのか」や「どうすれば狙った方向に打つことができるのか」といった疑問に対して取り組んでいきます。
大切にしているのは、テーマを掲げた上で、「疑問」を持って、練習に取り組むことです。
「どうすればいいかな?」という疑問に対して、それぞれが知識、材料を使って、まずは試していきます。
うまくいかなけば、こちらからヒントを出して取り組んだ結果、「自分で答えを掴む」というスタイルを一番重視しています。
もちろん、こちらから「今日はこういう技をやってみよう!」という日もありますが、その時は「何のためにそれを身に付けるのか」ということを、分かりやすく・的確に説明します。
時には「動画」を使って、今日の技を説明したり、現状の動きの把握を行っていきます。
子ども達は「今、こうなってるよ!」というフィードバックを行ったとしても、言葉では分からないことがあります。
動画を使うことによって、「可視化」することが子ども達の理解に有効な場合には、こういった方法を使っていきます。
「ゲーム」の30分は前半の「特集」で取り組んだ内容を活かす「野球ゲーム」を皆で楽しんでいきます。
ここで養いたい力はゲームを楽しみ、工夫をしていく「プレイ力」です。
出来る限りルールを全員で決めて、共通理解を深めた上で、ゲームに入っていきます。
「とことん勝ちにこだわる」ゲームを楽しむ中で「どうやったら点を点をとれるか・点を取られないか」を工夫する力=プレイ力を養っていきます。
もちろん、野球が上手な子からまだ始めたばかりの子が混在する集団では、全員が納得するルール・ハンデの工夫が不可欠です。
自分たちで力量を測って、ルールを工夫し、お互い全力で戦う経験が現在の子ども達には必要ではないでしょうか。
週1回(月4回) 6,000円(税込)
回数券(3回) 5,000円(税込)
水曜日(初級クラス)16:30−18:00(90分)残り3名まで
木曜日(中級クラス)17:00−18:30(90分)残り2名まで
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TEL : 052-501-0202
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スポーツマンシップ教育 ~スポーツマンのこころ~
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住所:名古屋市西区野南町47-1
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