2015/11/22 09:00
☆積水ハウス旗ヒマラヤリーグ少年勇気倶楽部交流大会☆
当社のHPをご覧頂き、誠にありがとうございます。
今回は学童野球(少年野球)の大会である、積水ハウス旗ヒマラヤリーグ少年勇気倶楽部交流大会を紹介させて頂きます。この大会は、少年勇気倶楽部が主催、ハウスメーカー【積水ハウス】、スポーツ用品店【ヒマラヤ】が協賛している大会です。
岐阜県を中心とした64チームが参加し、グループに分かれてリーグ戦を行います。各グループの上位2チームのみが決勝トーナメントに参加することができ、準決勝・決勝は岐阜県野球の聖地である【長良川球場】で開催されます。今回の14回大会に私も参加させて頂きましたので、その御礼とともに、間接的ではありますが、本大会の素晴らしさを出来る限りお伝えできればと思います。
私も大学1年生から現在までの6年間、岐阜県の大学に所属していることもあり、岐阜県は第2の故郷だと思っています。しかし、お恥ずかしながら大学硬式野球を約2年間経験させて頂く中で、1度も長良川球場のマウンドに立つことは出来ませんでした。
大学生であっても、また高校野球でも簡単に立つことのできない長良川球場で、若干12歳の少年たちが思う存分野球を楽しむことができる機会はほとんどないと思います。それだけにこの大会の価値は非常に高いと思いますし、今回参加していた4チームの子どもたちはもちろん、過去に長良川球場で準決勝・決勝を戦った子どもたちは勝敗以上に素晴らしい思い出が残っていると思います。
先日の14回大会では、大関監督率いる木曽川JBCさん(愛知)が見事、優勝されました。決勝戦は延長タイブレーク(0アウト満塁)にもつれる大接戦になりましたが、野球の怖さや少年野球の難しさを痛感した結末となりました。
今回、準決勝まで勝ち進んだのは以下の4チームです。
①木曽川JBC(愛知県木曽川市)
②木津ブライト(愛知県犬山市)
③北名古屋ドリームススポーツ少年団(愛知県北名古屋市)
④東山ジュニアスターズ(愛知県名古屋市)
これを見てお判りになられると思いますが、4チーム全てが愛知県勢という結果になりました。この結果に対して、主催である少年勇気倶楽部の横山代表は岐阜野球の危機を訴えています。
岐阜県だけでなく、現在の学童野球は、人口・チーム減少が著しくなっており、底辺拡大はまさに死活問題となっています。
競技の選択肢が増えたことや両親の働き方が時代とともに変わったことで必ずしも【野球】でなければ、スポーツができないという時代は終わってしまいました。
学童野球チームも選ばれる時代になっていると感じています。その地域に住んでいるからといった理由だけで、チームを選択する親子は減り、チームの目標や価値観が親子にとって合っているかを重視している傾向が強いと思います。
そして、少子化が進んでいる今、存続が非常に難しくなるチームが続出しているという現実もあります。この流れを解決するにはどのような方法があるでしょうか。
チームが存続する理想的なサイクルを考えると、子どもが卒団し、中学生・高校生と野球を続け、大人になり結婚。やがて、子どもが生まれ、一緒に野球を楽しむようになり、自分の卒団したチームに子どもとともに戻ってくる。そんな素敵なサイクルで子どもや指導者が集まるチームは魅力的ですよね。
是非とも少年野球に関わる人達には、そのような将来像を持って、これからの運営に励んで頂きたいと思います。
話しは戻りますが、このような少年野球の未来について考える機会を与えてくれたのも、今回の交流大会です。少年勇気倶楽部の横山代表は自身のブログで、少年野球に対する思いを綴られております。
⇓是非ともこちらもご覧ください⇓
http://blog.livedoor.jp/yuukiclub/
ここからは完全に余談ですが、私の大学野球2年間で唯一リーグ戦で登板したのは大野レインボースタジアムでした。ビハインドの状態でリリーフ登板し、打者2人に対して連続四球を出して降板させられました(笑)
今となっては笑い話ですが、緩急や駆け引き、そして制球力を持ち味として生かし、1年生でリーグ戦のベンチ入りを勝ち取ったにも関わらず、不甲斐ない結果となり、当時は自分自身への不信感でいっぱいになりました。
それ以降は、リーグ戦に登板することもなく、教職を目指すことをきっかけに大学野球を辞めることになりましたが、今でもあの時の記憶は自分を奮起させる大切な経験です。
子どもたちを育てる立場になっても、同じようにツラいことや思い通りにいかないことは沢山ありますし、子どもたちがそのような場面に直面している場面も多々あります。私は、小学生の頃から思うようにいかないことを経験することはとても大切だと思いますし、それに対してどのような姿勢で対応するかはさらに大切だと考えています。 今、こうして子どもたちと共に、ツラい経験をすることやそれを乗り超えることができる今に感謝したいと思います。
皆さん、ストライクが入らなくて降板した投手には優しくしてくださいね!(笑)